花田邸〝太宰府の家〟/ 2006年

古都太宰府に、周辺環境との融合を考えながら、3世代の住宅を作りました。鉄筋コンクリート壁式構造の3階建で構成された住宅は、古い都のイメージと照らし合わせながら、外壁を土塗り仕上げとしました。土塗りの新しい試みとして、縄文文化を想わせるカラー(色)のグラデーションをつけています。左官さんと相談しながら、材料の調合を少しづつ変えて左官壁としてはオリジナルな変化のあるファサードが出来上がり、打ち放しコンクリートとの調和もしております。住宅の内部も、パブリックな用途である玄関、居間・食堂、廊下と土しっくいの壁を採用しています。

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