ハウスT (自邸) / 2003年

地下はコンクリート構造の半地下として道路に面し、事務所とアトリエスペース、1階は玄関と家族それぞれのプライベート・スペース、2階は居間、食堂や台所のパブリック・スペースです。1,2階は鉄骨造で10mのスパンがあります。仕上げ材料は、玄関に三和土(たたき)、床は30mmの無垢木材フローリング、内壁は半割にした竹の下地の上に30mmの厚さで土漆喰を塗り、採光、通風の良い自然材料指向の健康住宅を目指しました。1階は家族のライフサイクルに合わせて、家具の間仕切りを移動できるプランを考えました。ドアはすべて引き戸で構成しています。2階は天井高6m、広さ60m2で、北側のペアガラスの開口部はバルコニーにつながり、上部には手動の換気窓を設けています。土壁は調湿性に優れ、化学物質も吸収し、断熱性、音響効果も良いものです。

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